霧で覆われたような幻想的な
アクアテラリウムって憧れですよね。
今回は「ミストメーカー」の
使い方・注意点をまとめました。
ミストメーカーとは?
水を超音波などで振動させて、細かい霧状の水滴(ミスト)を発生させる装置です。
ミストはあくまでも水滴なので気体とは違い、
空気中を上から下へ移動します。
装置本体は直径8㎝くらいとかなりコンパクトで、
音もほとんどありません。
Amazonや楽天などで2,000円以下で売られています。
ミストメーカーを使うと?
そんなミストメーカーを使うと
どんな良さがあるのでしょうか?
幻想的な水景に
購入を考える一番の理由がこれだと思います。
ミストメーカーを稼働させると
水面を白い霧が覆う幻想的な水景になります。
滝の上流部で稼働させれば
水とともにミストが落ちるような水景もできます。
加湿効果
湿度の高い環境を好む生き物に対しても
ミストメーカーはメリットがあります。
水槽にフタをして湿度を保つこともできますが、
ときどき霧吹きをするなど手間がかかります。
ミストメーカーはコンセントに挿せば
稼働するのでタイマーで時間を調節できます。
パルダリウム用のミストメーカーの「FOG」が
ゼンスイという会社が販売しているので
本格的に導入したい方は
こちらの方がよいでしょう。
生き物・植物に悪影響は?
超音波といわれると水槽内の生き物に
影響がありそうと考えるかもしれません。
ミストメーカーの多くは
超高速で振動するプレートを使って
ミストを発生させています。
そのため超音波と書いてあっても
実際はプレートを高速で振動させているだけなので
生き物への影響は少ないです。
ミストメーカーの近くには
生き物が近づけないように
工夫は必要ですよ。
ミストメーカーをうまく使う方法
はじめてミストメーカーを使うとうまくミストが発生しないこともあります。
使い方の注意点を解説します。
本体は水に完全に沈める

ミストメーカーは水に完全に沈めて使います。
この時、上部に水がなければ何も出ず(左上)、
浅すぎると水が噴水のように出るだけで(右上)、
深すぎると水面が揺れるくらいになります(左下)。
ミストメーカー上部がおよそ3㎝くらいの
水位がちょうど良いです。
ミストメーカーの上は覆う
ミストメーカーがミストが発生させる時には
同時にかなりの水がはねます。
ちょうど良い水位を保っていたとしても
どうしても水がはねてしまいます。
これは仕方のないことなので
ミストメーカー上部には
図のように石などでフタをするようにしましょう。
このときミストメーカーの上に直接
石を置くのではなく、
空間を開けて配置するようにしましょう。