アクアリウムにも使えるということで話題になったグルーガン。
私もよく使ってましたが、使っていると注意が必要な点が多々あることに気づきました。
今では全く使っていません。
この記事では筆者が気づいた注意点や
使用すべきでない場面についてまとめました。
グルーガンとは?

グルーガンとは熱を加えて溶かして接着させる接着剤です。
触った感覚としてはロウソクに近いですが、
主な材料はエチレン酢酸ビニルです。
熱で溶けて冷めれば固まるので作業時間が短くなります。
100円ショップでも販売されているので
主にDIY用として広く知られています。
グルーガンはアクアリウムに使える!

グルーガンはアクアリウムにも利用できます。
水に入れても有害物質が溶け出さず、
生体や植物に影響はありません。
他によく用いられる防カビ剤が入ってないシリコンとは違い、
グルーガンはすぐ固まるので
すぐなにかを付け足したい時や
気になる部分を直したいときに利用できます。
グルーガンはアクアリウムでも
便利に手軽に使用できるのです。
こんな使い方は要注意!
便利なグルーガンですが、アクアリウムで使うときには気をつけるべき点がいくつかあります。
流木同士をつなげる
レイアウトをする際に流木同士を繋げるときは注意が必要です。
流木は水中に入れたときに少し膨張するため、
十分な接着力が発揮できないからです。
グルーガンを主に使って流木をレイアウトしてみました。
ここに水を入れたあとこうなりました。
↓↓↓
グルーガンで接着させていた部分が剥がれてしまい、
レイアウトが崩壊しました。
乾燥していた流木が水を吸って膨張した結果、
グルーの接着面が小さくなり剥がれてしまったのです。
流木同士を接着には向いていないので
防カビ剤が入ってないシリコンや
バスコーク、ステン釘を使った方が確実です。
重いものを支える
すぐにくっつけることができるグルーガンですが、
水中に入れた時の接着力は強くありません。
そのため重い石を不安定な状態で固定する時などは
グルーガンの使用は向いていません。
小さな石同士であれば問題ありません。
水草を固定する
グルーガンは接着する時にかなり熱くなります。
活着する水草であるアヌビアスやミクロソリウムなどを
石や流木に固定する時に使用してしまうと、
その熱によって水草を弱らせてしまいます。
コスパは悪くなりますが水槽用の接着剤を使いましょう。
さいごに
グルーガンはすぐに接着できるという大きなメリットがありますが、アクアリウムで用いるには注意が必要な点もあります。
万能な接着剤と考えず、
適切な箇所で用いるのが良いと思います。