外部フィルターは水槽の下に設置するので
水槽周りがすっきりとし、インテリア性も高まるフィルターです。
外部フィルターにしてみよう
と考えている方も多いのではないでしょうか?しかし外部フィルターは種類が多く、
どの外部フィルターが良いか分からない
メーカーによって何が違うの?
と迷うことが多いでしょう。そこでこの記事では外部フィルターの性能比較を
わかりやすく簡潔に行います。
比較します
比較要素
比較は60㎝標準水槽に用いる外部フィルターとして行います。大きさ
外部フィルターは水槽の下に配置することが多いです。
メーカーによって縦長だったり横幅を取るフォルムだったりと異なります。
大きいと置き場所に困りますが
小さいと水をきれいにするろ材を入れるスペースが狭くなるので、
小さければ良いというものではありません。
価格
外部フィルターで1番気になる要素ではないでしょうか。
比較的高価なフィルターなのでできるだけ費用は押さえたいものだと思います。
ろ材容量
フィルター内にセットできるろ材は多いほど水をきれいにするバクテリアが多く住みつきます。
そのため、ろ材容量は多い方がろ過能力が高まります。
流量(ℓ/時間)
1時間当たりどれくらいの水を循環させるかを表す数値です。
流量が大きいフィルターの方が多くの水をろ過することができるのでろ過能力は高くなります。
比較製品
良:5 ↔ 悪:1ろ過能力
ろ過能力の大きさはろ材容量と流量から判断します。
計算方法は下記のとおりです。
ろ過能力を計算して高い順に点数を付けます。
静音性
通販サイトのレビューを見て判断します。
レビューの内、悪い評価の占める割合が少なければ良いと考えます。
メンテナンス性
フィルターを掃除する・ろ材交換するときの
メンテナンス性の高さを評価します。
ホースと本体を取り外せるか、ろ材コンテナがあるか
などを考慮して判断します。
カスタマイズ性
水槽内の適性環境は飼育する生体によって変化します。
その時には水流を強くしたり弱くしたりとフィルターの
カスタマイズ性が高いと管理しやすくなります。
追加でカスタマイズできる純正アイテム数の多さで判断します。
デザイン性
外部フィルターは水槽の下部に設置するので本体は見えませんが、給排水口やホースは見につきます。
そのためそれらのデザイン性の高さも重要です。
比較製品
エーハイム
総合評価が最も良かったのが2213でした。
やはりナチュラルフローパイプやフレキシブル排水口、
ディフューザーなどカスタマイズ性が高いことが1番の利点でしょう。
静音性についても高評価な意見が多く
おそらく利用者が1番多いフィルターではないでしょうか。
一方でろ過能力は今回の計算方法では最も低いフィルターでした。
ろ材容量が3ℓで最も小さいことが原因でしょう。
しかし今回の比較では最低だったとしても
実際、全くろ過できないと感じることはありません。
適切に維持すれば問題ないくらいのろ過能力は備わっています。
また、消費電力が最も低いので
電気代が1番かからないフィルターです。
テトラ
ろ過能力が最も優れていたのがVX-75でした。
2位と比べても圧倒的なろ過能力です。
そのため比較的汚れがちな生体メインの水槽に向くフィルターです。
一方で初期設備だとホースと本体が切り離せないことや
モーターが大きいため音が大きいといった意見もありました。
GEX
今回の比較では最低評価でした。
特に水槽内にモーターを設置するなど
デザイン性が最低評価となりました。
ただその他の項目では3という評価となり
特段デメリットもないバランスの取れたフィルターと言えます。
コトブキ
テトラよりろ過能力は劣るがメンテナンス性やカスタマイズ性が高いフィルターがSV450Xです。
価格もGEXと同じく最もお手頃なので導入しやすいでしょう。
ADA
最も高価なフィルターがES-600です。
静音性が最も高く、スタイリッシュなデザインが特徴です。
初期設備でホースと本体が切り離せないことや
純正カスタマイズ商品が少ないことが欠点と言えます。
まとめ
今回の比較ではエーハイム 2213が最も優れる結果となりました。ただ数値的にろ過能力に少し不安が残ります。
そのように使用する水槽環境や設置場所によって
長所・短所がありますので
この結果をもとに使用する外部フィルターを選択するのが良いでしょう。