皆さんは水槽のバックスクリーンはどうしていますか?
バックスクリーンを貼ることで水槽の印象がガラッと変わるだけでなく、魚の調子・発色が良くなるとも言われています。
しかし、
好みの色がない
大型水槽のラインナップが少ない
など様々な問題があります。そこで今回は大型水槽(90cm)用にバックスクリーンを自作したので紹介します。
色も選べてお手頃価格で作ることができました
市販のバックスクリーン
水槽用のバックスクリーンには大きく分けて2種あります。
ポスタータイプとのり付けタイプです。
ポスタータイプ
ポスターのようなバックスクリーンです。
最も一般的なバックスクリーンです。
裏表で色が違っている商品もあるので
気分によって色をすぐ変えることができます。
メリット
安価
テープで隅を貼り付けるだけ
500円くらいで購入できます。
また、アクアリウム用に作られているので
面倒な加工をせずにそのまま使うことができます。
デメリット
丸まってしまって上手に貼れない
カラーバリエーションが少ない
丸まって販売されているので
クセがついてしまってキレイに貼りにくいです。
商品としては黒・青・白くらいしかないので
色の選択肢が少ないのがデメリットです。
のり付けタイプ
霧吹きを用いて水槽に直接貼り付けるタイプです。
メリット
密着するため綺麗
カラーバリエーションが比較的豊富
ポスタータイプと違い、
スクリーン全面を貼り付けるので
キレイに貼ることができます。
また、カラーバリエーションも幅広く展開されています。
デメリット
貼るのが難しい
高価
気分によって色を変えられない
シワになったり剥がれてしまったりと
慣れないとなかなかうまく貼ることができません。
また、ポスタータイプと比べて高価なため、
失敗するとショックが大きいです。
貼り替えが気軽にできないので
基本的には水槽をリセットする時にしか
色を変えることはできません。
バックスクリーンを自作する
90cm水槽を購入してのり付けタイプのバックスクリーンにしようと思いましたが、
白色がなくて諦めました。
そこでホームセンターに繰り出し、
バックスクリーンに最適な材料を見つけました!
材料
発砲ポリスチレンパネル
工作や店頭POPに良く使用されている材料です。
ホームセンターでよく見かけます。
価格
地元のホームセンターでは
90cm(A1)用が1,200円、
60cm(A2)用が700円でした。
ポスタータイプよりは高価ですが
のり付けタイプよりは安価です。
作り方
水槽の背面サイズに合わせて余りを切るだけです。
カッターと定規で切っていきます。
切り口が汚いと気になってしまうので
丁寧に切っていきましょう。
貼り方
水槽に合わせて梱包テープでとめていきます。
パネル自体が軽いので上3箇所、
横2箇所で十分でした。
このバックスクリーンのメリット

綺麗に貼れる
発砲ポリスチレンパネルはたわみが少ないので
水槽に綺麗に貼ることができます。
貼るのが難しいのり付けタイプと
比べても大差はないです。
"簡単かつ綺麗"に貼れるのはこちらの方法です。
カラーバリエーション
発砲ポリスチレンパネルは店頭POPにも使用されているように
カラーバリエーションが豊富です。
実際、僕が購入した商品には33色ものラインナップがあるようです。
このカラーバリエーションは他のバックスクリーンにはありません。
明るめの緑が良いなどの希望を叶えてくれます。
さまざまなサイズ展開
発砲ポリスチレンパネルはA紙サイズで展開されています。
パネルサイズ | 寸法(㎜) | 適合水槽サイズ |
---|---|---|
A1 | 900×600 | 90cm水槽 |
A2 | 600×450 | 60㎝水槽 |
A3 | 450×300 | 45㎝水槽 |
A4 | 300×225 | 30㎝水槽 |
上の表から分かるようにちょうど水槽サイズとマッチします。
つまり水槽高さを合わせるだけで幅はぴったりのバックスクリーンを切り出せるのです。
一辺だけ切れば良いので失敗は少ないです。
保温効果
名前に発砲とあるように、
発砲スチロールのような材質です。
背面に貼るだけでも冬季の保温対策にもなるでしょう。
私は側面にも貼り付けています。
より大きな保温効果を得るためには
水槽前面にも貼る必要があるでしょう。
この自作方法のデメリット

ここまで良い点ばかり
言ってきましたが、
この方法にもデメリットはあります。
バックスクリーンの厚み
発砲ポリスチレンパネルには厚みがあります。
5㎜くらいの厚みですが、
横から見るとすぐ分かります。
黒いバックスクリーンでも
横から見ると白いので目立ちます。
この厚みがあることで
外部フィルターのパイプを設置するときに
固定用の吸盤が付けられなくなるなどの
支障が起こります。
時間経過でずれる可能性がある
このバックスクリーンはテープで止めています。
そのためテープの経年劣化によって
ズレていったり落ちてしまうことがあります。
強めの粘着性があるテープで止めましょう。
さいごに
90cm 水槽のバックスクリーンは白が良かったのに市販のバックスクリーンは1種しか確認できず、
少し予算オーバーでした。
そんな時には発砲ポリスチレンパネルで代用することをおすすめします。
使いやすく安価なので皆さんも是非試してみてはいかがでしょうか?