DIYなアクアリウム

2013年から始めたアクアリウム。小さいものから大きなものまで自作して節約する。管理しやすい陰性水草と最近話題のアクアテラリウムが好み。

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【ほんとに必要?】アクアリウム水槽のヒーターについて選び方・電気代・設置場所を徹底的に解説!

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アクアリウムは初期投資が多い趣味です。
そんなアクアリウムを始めるときに

ヒーターはいらないかな

そもそも必要性が分からない

と思いヒーターの購入を
見送った方々もいると思います。

今回はアクアリウムのうえで
ヒーターの必要性から
設置場所まで解説していきます。

アクアリウムのヒーターとは?

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ヒーターは水温を上げるためのものです。
設定水温以下になれば電源が入り、
そこまで水温が上昇すると電源が切れる仕組みです。
基本的には冬に使用しますが、
春や秋など朝昼の寒暖差が大きい季節も
使用することがあります



ヒーターを用いるべき飼育環境

それではどのような環境であれば
ヒーターを使うべきなのか解説していきます。

熱帯魚を飼っている

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ネオンテトラなど熱帯に生息する魚を
飼育する場合はヒーターが必要
です。
日本の冬の水温では耐えられず死んでしまいます

また、熱帯に自生する水草を入れている場合も
ヒーターが必要です。
アヌビアスやミクロソリウムなどですね。

正直なところアヌビアスなどは
ヒーターを入れなくても枯れることはないです。
しかし成長が止まってしまい、
調子が悪くなることがあります。

金魚藻と呼ばれる安価で丈夫な
水草であれば問題ないですが、
枯らしたくない水草があれば
ヒーターを入れた方が無難
です。

生体の調子を崩したくない

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メダカやドジョウなど日本の淡水魚のみ飼育する場合は
ヒーターは必ずしも必要ではありません。
日本に生息している魚は
夏の暑さにも冬の寒さにも耐えれます


しかし自然界とは違い、
アクアリウム水槽は水量が限られています。
そのため水温変化が大きくなります
つまり朝昼の水温差が大きくなり、
その水温差で生体が調子を崩してしまうことがあります。
コップの水は鍋の水より
温めやすく冷やしやすいのと同じ
です。

そのためできればヒーターを入れることをオススメします。


ヒーターを使わない方法

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ヒーターを使うべき環境をお伝えしましたが、
工夫すればヒーターなしでも
大丈夫なことがあります。
その方法を紹介します。

水槽を保温する

まずは水槽全体を保温シート等で覆って
温度変化を抑える方法
です。

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外部フィルターであればフィルター本体や
ホースなどすべて覆ってしまうのです。
外気と触れる面積を小さくすることで
水温の急な低下を抑える
のです。

カイロを使う

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保温だけでなく水温上昇を期待する方法です。
水槽に直接入れるのではなく、
ガラス面に設置したり、
フィルターに当てたりする
のです。
カイロ自体はかなり熱くなりますが
水が循環することで熱くなりすぎることはないです。


ヒーターの種類

ヒーターにはさまざまな種類があります。
まずはどのようなものがあるか紹介します。

水温固定式

ヒーターを入れておけば自動で
ある水温に保ってくれるタイプのヒーターです。
ヒーターを入れるだけで簡単に水温管理ができます。
ただ26℃など同じ水温にしかできない点がデメリットです。
小型水槽に多く用いられています。


サーモスタット

サーモスタットとは水温が下がれば電源が入り、
水温が上がれば電源を消してくれる機械です。
ヒーターをサーモスタットにつなげて、
水温調整をするタイプです。

サーモスタットのメリットは
維持したい水温を自分で調節できる点
です。
飼育する生体が変わっても設定温度を変えれば
そのまま同じヒーターが使用できます。
1番利用者が多いタイプです。

デメリットはサーモスタットとヒーターを
それぞれ買わなければならないため
初期投資が大きくなる点
です。
ただサーモスタットは壊れることが少ないので
コストパフォーマンスは優れています


温度可変式ヒーター

ヒーターとサーモスタットが一体になったタイプです。
別々で購入するよりも安く手に入りますし、
これを買うだけで温度を自由に設定できる
ヒーターとして機能するのがメリットです。
ただ、ヒーターが故障した場合
また全部購入しなければならないので
コスパは悪くなるでしょう。


外部式ヒーター

外部フィルターと組み合わせて
使用するヒーターです。
ホースに繋げて使用する
インラインヒーターが有名です。



最近ではクーラーとヒーターが一緒になった
ペルチェ式と呼ばれる商品も発売されています。

ヒーターの選び方

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水槽サイズで選ぶ

水槽のサイズが大きくなれば
水量が多くなるためヒーターの選び方も変わってきます。
ヒーターには「〇〇W(ワット)」という表記があります。
W(ワット)は消費電力のことで大きい数値ほど温める力が強いことを表します

水槽サイズ(横×奥×高) 最適なW(ワット)
30㎝水槽(30×20×25㎝) 50W
30㎝キューブ水槽(30×30×30㎝) 75W
45㎝水槽(45×27×30㎝) 100W
60㎝水槽(60×30×36㎝) 150W
90㎝水槽(90×45×45㎝) 300W
120㎝水槽(120×45×45㎝) 500W


機能で選ぶ

これまで4種類のヒーターを紹介しました。
それぞれの特徴を見て
選ぶポイントをまとめます

水温固定式:小型水槽

水温固定式のヒーターは
機能が制限されている分、
かなりコンパクトです。
そのためボトルアクアリウムなどの
小型水槽に向きます。

サーモスタット:オールラウンダー

一番利用者が多いサーモスタットは
どんな水槽でも利用できます
迷ったら商品展開も多い
この種類にすべきでしょう。

温度可変式ヒーター:コード類をスッキリさせたい

サーモスタットと一体になっているので
コードがスッキリします
ごちゃごちゃにしたくない方は
この種類が良いでしょう。

外部式ヒーター:見栄えを良くしたい

外部式ヒーターであれば
水槽に直接ヒーターを入れる必要はありません
水槽台の中に隠せるという大きなメリットがあるので
水槽のレイアウトや見栄えを崩しません。
人目に付く場所に水槽がある場合は
この種類が良いでしょう。


ヒーターの設置場所

水槽内

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水槽内にヒーターを入れる場合は水面付近に設置しないようにしましょう。
ヒーターが空気中に出ていると空焚きしてしまい故障します。
そのため筆者は水底の隅の方に配置しています。
かなり存在感を発揮するため
できるならば石や流木の後ろに隠す必要があるでしょう。

水槽外

インラインヒーターなど水槽外部に設置できるヒーターは
見栄えも変わらずレイアウトを崩すことがないのが
最大のメリット
です。
ただ外部フィルターを使用していないと
このタイプのヒーターが利用できないのがデメリットと言えます。



電気代はどれくらいかかる?

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ヒーターを悩んでいる方にとって
一番気になるのが「電気代」だと思います。
そこで実際にいくらかかるのか
計算していきましょう。

電気代の計算方法

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計算に使う要素

一般的な電気代の計算には、
・機器の消費電力(W/時間)
・電力使用量(時間)
・電力量料金(円/W)

を用いて計算します。

機器の消費電力(W/時間)

1時間当たりに消費する電力を表します。
値が大きいほど電気代が高くなります。
髪を乾かすドライヤーは1000W前後、
LED電球は7W前後と機器によってかなり差があります。

電力使用量(時間)

電力を使う時間です。
長くなるほど電気代は高くなります。

電力量料金(円/kW)

使用電力当たりかかるお金です。
電力会社によって異なりますが、
1000Wh当たり25円前後です。

計算式

上記の3つの要素から電気代を求める式は
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となります。

ヒーターの電気代を計算する

ヒーターの消費電力

水槽の大きさによって使うヒーターの消費電力は変わります。

水槽サイズ(横×奥×高) 水量 消費電力
30㎝水槽(30×20×25㎝) 15ℓ 50W
30㎝キューブ水槽(30×30×30㎝) 27ℓ 75W
45㎝水槽(45×27×30㎝) 36ℓ 100W
60㎝水槽(60×30×36㎝) 65ℓ 150W
90㎝水槽(90×45×45㎝) 182ℓ 300W
120㎝水槽(120×45×45㎝) 243ℓ 500W



これが目安となっています。
大きい水槽に消費電力が小さいヒーターと使っても
ヒーターの使用時間が長くなるので
電気代が安くなることはありません。

大きさによって適切なヒーターを使うことが大切です。

使用条件

基本的にヒーターは水温が下がれば電源が入り、
水温が一定以上になれば電源が切れるようになっています。
そこで1日にヒーターを合計8時間付けると仮定します。
冷える夜間にずっと付いているイメージです。

1か月あたりの電気代

1000Wh当たり25円と仮定して計算します。
中部電力電気料金

水槽サイズ(横×奥×高) 消費電力 電気代
30㎝水槽(30×20×25㎝) 50W 300円
30㎝キューブ水槽(30×30×30㎝) 75W 450円
45㎝水槽(45×27×30㎝) 100W 600円
60㎝水槽(60×30×36㎝) 150W 900円
90㎝水槽(90×45×45㎝) 300W 1800円
120㎝水槽(120×45×45㎝) 500W 3000円


ヒーターの電気代は高い?

1か月あたりにかかるヒーターの電気代を計算しましたが、
これは高いのでしょうか?
他のアクアリウム用品と比べてみましょう。
これからは60㎝水槽で考えていきます。
ヒーターは900円でした。

冷却器具は7月~9月の3ヵ月
ヒーターは11月~2月の4ヵ月使用すると考えます。

用品 使用期間 消費電力 年間の電気代 1ヵ月当たりの電気代
照明 12ヵ月 20W 1440円 120円
フィルター 12ヵ月 8.5W 1836円 153円
ファン 3ヵ月 3W 54円 4.5円
クーラー 3ヵ月 170W 3060円 255円
ヒーター 4ヵ月 150W 3600円 300円

1ヵ月当たりに換算するとそこまで並外れて
高くはない
ことが分かります。
つまり電気代が高くなると思われがちなヒーターも
1ヵ月に5000円などという高額な電気代はかからないと言えます。
もちろん水槽の数が増えれば電気代は高くなります。


ヒーターのリスク管理

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ヒーター本体は1年交換をメーカーは推奨しています。
ただ私を含め数年間同じヒーターを使用し続ける
アクアリストがいるのも事実です。

そんな節約アクアリストがすべきことは
ヒーターの2個付けです


数年使用しているヒーターはいつ壊れるか分かりません。
ヒーターを付けているつもりが
突然機能しなくなり生体が全滅ということもあります。
見ている時であれば良いですが
外出中や睡眠中に起こらないとも限りません。

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サーモスタットにタコ足配線を付け、
ヒーターの2個設置をオススメします。
仮に片方のヒーターが壊れてしまっても
もう片方のヒーターがあるため
水温をある程度なら維持し続けられます



さいごに

ヒーターには様々なタイプがあります。
それぞれにメリット・デメリットがありますが
私の意見としてはどの水槽でもヒーターは入れた方が良いということです。
ネットショッピングなどを駆使して
出来るだけ安く手に入れるようにしましょう。